マローブはハンドメイド好きな方の為の、洋服のパターン販売サイトです。
  • マローブについて
  • 初めての方へ

よくあるご質問

地のしと印の付け方

地のし(地直し)や印の付け方は、素材によっても異なりますが、洋裁学校の教科書やハンドメイド本でも異なり、いろいろな方法があります。特に印の付け方は、それによってパターン通りに縫い上がるか、小さく上がるか、大きく上がるか…重要なポイントになります。ここでは、私がオートクチュールのアトリエで習得した方法をご紹介します。
(注)この方法が絶対ではありません。素材によっても異なるので、より良い方法をご自分で選択して下さい。


「綿や麻の地のし方法」

綿や麻の洋服は、通常自宅で洗濯機で水洗いをする為、水通しをします。(麻は縮むので2割程多く購入した方が◎)

 洗濯で縮んで着られなくならないように、
 生地の状態で、先に縮めておくということです。

「水通しの方法」
洗濯機で水のみで「洗い」ます。
(洗う時間は、綿の場合10分程度でOKです)
その後、短めに脱水して、物干し竿に広げて干します。
注)脱水が長いと、しわしわになります。しわになった場合は、再度水洗いをして脱水すれば問題ありません。
※麻の場合は、水洗い後「1~2時間」水に浸して、脱水します。が、麻はそれでも、しばらくの間は洗濯の度に少々縮みます。細身のシルエットの服だから縮ませたくなと言う方は、乾燥機にかけて乾かすと水洗いのみより、さらに縮むので、製品変形がそれだけ少なくなります。

「ウールの地のし方法」

  最近はホームクリーニング(手洗い)なさる方も多いのでウールもしっかり地のししておいたほうがいいでしょう。
ウール地の耳が、つれている場合は、地のしの前に、はさみで耳に切り込みをいれ、つれを解消しておきます。

ウールの地のし方法は、2通りあります。

強力なスチームが出るアイロンをお持ちの方は、裏からムラ無く、スチームたっぷりでアイロンを掛けます。
この時、アイロンで生地を伸ばさないように、少し浮かせぎみにかけます。毛並みがあるときは、毛並みに添って。
②霧吹きで、裏表ムラ無くたっぷり、濡らして、ビニール袋に入れて半日ほどなじませます。
 余談:いいウール地は、油分を含んでいて、水をはじきます。その場合私は、袋ごと日向に置いたり、
    冬場はホットカーペットの上に置いたりして、蒸す感じにしてなじませます。
生地と水がなじんだら、①と同様に裏からアイロンをかけます。生地が歪んでいる場合(特に柄物)は
ここで整えながら、アイロンをかけて、地の目を正します。
①②共にアイロンをかけた後は、日陰に干して、風を通して湿気を完全に飛ばしてください。

「型入れ」

裁断する前に、パターンをどのように配置すると
少ない生地で取れるか、型入れをします。

柄合せの位置や、生地に傷が無いかなども、
ここで確認しましょう。

「印付け」

ノッチ(切り込み)で慣れている方は、その方法でも全く問題ありません。
が、しかし、実際ノッチでパターン通りに縫うのは、結構難しいのです。
印しが1mmずれただけでボトムのウエストなどは、すぐに1~2cm変ってしまいます。
せっかく自分のサイズで買ったパターン、出来るだけパターン通りに仕上がる
印しの付け方をご紹介します。

「チャコペーパーで印を付ける」

綿や麻など、薄い生地に印を付ける時は、チャコペーパーが便利です。水で消える両面を使います。
色はいろいろありますが、私はいつも青を使っています。

印は基本的には裏に付けます(もし印が消えなかった場合の為に)がポケットなど表に必要な場合もあるので、生地と相談の上、ご自分でやりやすい面に付けてください。

※角は目打ちで一点印します。

合印も同様に、目打ちで一点印します。

よくルレットで十字に印を付けますが、その方法だと、角度が少しずれただけで、十字の中心が実際の位置から離れてしまったり、何度も使っているうちに、パターンが破けてしまったりします。
この方法だと、ズレ,破けの心配も無く、何度も使えます。

ポケットの印しも同様に。
ポケットの角は、L字に3点印すと分かり安いです。
前中心や後中心は、V字にカットします。
開いたら、こんな感じ。

Vが大きすぎると、精密さがなくなるので、
小さく鋭角に入れるのがコツです。

「きりび付け」

主にウール地に印しを付ける場合にきりび付けしますが、
その他の素材で、チャコなどで印しが付けづらい場合も、きりび付けします。

白糸(しろも)を2本取り、ツィードなど
ざっくりした生地の場合は4本取りで。

この場合も、チャコペーパー同様
※角は一点で、印します。
(注)ここでの十字に4点印す方法は、チャコペーパー
以上に、ずれが生じてしまいます。

余計な糸をカットしたあとは、指で押えて糸を開いておくと、すぐに抜けてしまうことを防げます。

合印やダーツ先、ポケットの角なども同様に
きりび付けします。
カーブした裾や折山などは、すくってきりび付けします。

紙ごとすくうと、パターンが動きやすいので、
角や合印の後に、印します。

生地の間の糸を切る時は、竹の子(間違えて生地を切ること)を入れてしまわないように、注意してください。
きりび付け完了!

ダーツの線が必要な場合は、裏からきりび間を
三角チャコで線引きします。